京都南座「三月花形歌舞伎」が初日
歌舞伎俳優・尾上松緑(39)、尾上菊之助(36)、尾上松也(29)ら若手花形が顔を揃えた京都・南座3月公演「三月花形歌舞伎」が2日、初日を迎えた。
昼の部は、松也出演の新歌舞伎「吹雪峠」で開幕。続いて、松緑が初役の太郎冠者を演じる新歌舞伎十八番の内「素襖落」で場内を沸かせ、菊之助は「与話情浮名横櫛」で父・菊五郎も務めている二枚目・与三郎役に初挑戦し、約1000人が集まった場内から「音羽屋!」のかけ声が飛ぶなど喝采を浴びた。
夜の部では同劇場で戦後初上演となる『御摂勧進帳』から「暫」と「芋洗い勧進帳」も上演。松緑は、昼夜合わせ4役中3役が初役となる中で奮闘し、一座を牽引する活躍をみせていた。