布袋 ストーンズとの感動共演つづる
ザ・ローリング・ストーンズとの夢の共演を6日、東京ドーム公演最終日で果たしたミュージシャンの布袋寅泰(52)が7日、公式ブログに改めて感激を記した。
「もしある日、君のメールボックスにローリングストーンズから『俺たちのステージで一緒にプレイしないか?』という招待状が届いたら、君はなんと言う?」
布袋はその時、つぶやいた。「嘘だろ…?」。
若いころからの夢を絶ちがたく、布袋は2012年、ロンドンに移住した。そして、これまでに2度コンサートを開いた。
2012年のライブは「僕の音に対する気持ちの曖昧さが如実に出て、案の定あちこちのメディアから酷評を受けた」。しかし13年11月に開いたライブは「映像とコンセプチュアルなアプローチが功を奏し、現地の音楽ファンやメディアからも絶賛された」。その客席にストーンズの関係者がいて、今回のオファーにつながった。
再びストーンズからのメールに思いをはせる。
「小春日和の朝、僕はいつものようにステッカーを貼ったミニクーパーを運転しスタジオに向かい、曲作りをしていた。ワールドワイドでのリリースがなかなか決まらぬ中、もがくような気持ちでギターを弾いていた最中に、関係者からのそのメールは届いた」
サプライズを演出するために「誰にも内密に」との注意が添えられていた。叫びたいような気持ちを抑えながら、布袋は家族にだけこのことを伝えた。
妻のシンガーソングライター今井美樹は驚いて「あなたの奥さんであることは、本当にジェットコースターに乗っているようなものだわ!」と喜んでくれた。
娘はストーンズの名を聞いて「oh my god…」と絶句した。
そこからは急展開。急いで航空券を買い、荷造りをしてヒースロー空港へ。機内では興奮して一睡もできなかった。日本へ、東京へ、そしてストーンズの待つ東京ドームへ。
ブログの最後を、布袋はこう締めた。
「僕は世界一幸運なギタリストだ。ありがとう。ロックの神様。ありがとう。The Rolling Stones。ギターと出会えてよかった。Life is “WOW!!”」