真木よう子 35年ぶりのW受賞
「第37回日本アカデミー賞」が7日、都内で行われ、最優秀主演女優賞には「さよなら渓谷」の真木よう子(31)が選ばれ、最優秀助演女優賞とのW受賞となった。俳優によるW受賞は、1979年の第2回に大竹しのぶが「事件」で最優秀主演女優賞、「事件」「聖職の碑」で最優秀助演女優賞を受賞して以来、35年ぶり2度目。
主演、助演ともに、初めての優秀賞受賞で、結果的に二つとも最優秀賞に輝いた真木は「ほんっとうにうれしいです。『さよなら渓谷』の現場にいた1つ残らずのみなさまのおかげでここにいます」と顔を真っ赤にさせながら喜びを語った。
真木は「そして父になる」で最優秀助演女優賞にも輝いた。同作で夫を演じたリリー・フランキーが最優秀助演男優賞を受賞しており、「びっくりしています。リリーさんと一緒にとれて、すごくうれしいです」と“夫婦”のキズナを感じさせるスピーチを展開していた。
◆主な部門賞は以下の通り
【最優秀作品賞】 「舟を編む」
【最優秀主演男優賞】 松田龍平「舟を編む」
【最優秀主演女優賞】 真木よう子「さよなら渓谷」
【最優秀助演男優賞】 リリー・フランキー「そして父になる」
【最優秀助演女優賞】 真木よう子「そして父になる」
【最優秀監督賞】 石井裕也「舟を編む」