昨季限りで引退した元プロ野球選手の石井一久氏（４０）が１日、都内で、契約社員として働く吉本興業の入社式に出席した。今後はタレント業との二刀流で、スポーツマネジメント部門に携わり、引退後の選手の活動をサポートしていく。

　スーツ姿で初の入社式にのぞんだ石井氏は新入生あいさつの大トリとして登場した。「西武ライオンズ出身の石井一久です。靴のフェラガモにスーツがストライプなのは昔の名残なのでお許しください」と吉本らしく笑わせ、「消費税が上がっていきますが、消費税同様スキルアップしていきたい」とこの日から８％に引き上げられた増税ネタも織り交ぜ爆笑スピーチを終えた。

　「緊張した」という入社式では時折、眠たいのか目をうつらうつらさせるなど大物ルーキーの風格を漂わせていた。１８歳の高卒ら１８人の同期の一人から、「敬語を使わなくていいですか？」と問われたという石井氏だが、「それは勘弁して」と“タメ口”を禁止したことも明かしていた。