森脇健児 タモリスタイルで新番組
タレント・森脇健児(47)が1日、今月スタートのKBS京都とサンテレビの共同制作番組「森脇伝説」の発表会見を大阪市内で行った。
森脇は東京進出した90年代に5年間レギュラーを務めたフジテレビ系「笑っていいとも!」が前日3月31日で終了したことに「当時の僕はあれこれ仕切るんがBIGなんだとか思ってましたが、タモリさんは一切、番組スタッフに注文つけない人だった」と回顧。スタッフを大切にし、一緒に番組を作るスタイルを学び、現在は自身も踏襲しているという。
「いいとも!」を降板した1年半後の30歳時に、仕事が全くなくなり大阪に戻った森脇は「僕の東京生活は『いいとも』に始まり、『いいとも』で終わった。当時はぶざまに逃げ帰ってきたので、タモリさんにろくにあいさつもせずに帰ってくることになりました」と明かした。しかし、その後に手紙と電話で連絡をとると、タモリはごく自然に接してくれたという。
「タモリさんへの恩返しで、50歳を前にしても元気でやってる姿をみせたいです」。
現在のモットーは「素直、謙虚、感謝に哀愁です」と森脇。「もう仕事がない、あの時に戻りたくないから、しっかり地に足つけて仕事したい」と語った。
森脇は08年から今春まで「これでコケたら引退しよう」と決意して挑んだ、両局などで放送された「走る男」シリーズがスマッシュヒット。今回の新番組は“歩く男”となって関西の街を探訪する。森脇は「街で出会った人が主役。素人の方から、おもしろさをどう引き出すか。走るより大変です。地道にやっていきます」と笑顔で話した。
KBS京都では6日スタート(日曜、後10・30)、サンテレビは8日スタート(火曜、後11・30)。