蟹江さん死去 三陸鉄道再開目前に…

 アクの強い役柄を演じ、確かな存在感で映画、ドラマ、舞台にと幅広く活躍した俳優・蟹江敬三さんが3月30日、胃がんで亡くなっていたことが4日、分かった。69歳だった。所属事務所がマスコミ各社にファクスで発表した。

 蟹江さんは昨年末に体調を崩し、都内の病院に入院。その後も入退院を繰り返していた。故人と家族の希望により、2日に家族葬を済ませたという。長男は俳優の蟹江一平(37)。

 蟹江さんは昨年放送されたNHKの朝ドラ「あまちゃん」で、ヒロイン・アキの祖父で漁師の天野忠弁衛を演じ、強烈な印象を残していた。

 同ドラマにも登場した「北三陸鉄道リアス線」のモデルとなった三陸鉄道は、今週末に全線運転再開を控えており、その目前で帰らぬ人となった。

 北リアス線(宮古‐久慈)は6日に、南リアス線(盛‐釜石)は5日に、計107・6キロの全線で運転再開する。三陸鉄道は、東日本大震災の津波で線路や駅、橋の流失など317カ所が被害を受けたが、震災5日後に一部で運転を再開。費用のほぼ全額を国負担としたことで復旧が進展した。

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