板東英二が告白 謹慎中に投身自殺も…
芸能活動を再開したタレント・板東英二(74)が13日、関西テレビの「お笑いワイドショー マルコポロリ」(日曜、後0・59)に出演。個人事務所の約7500万円の申告漏れ騒動による謹慎生活を送っていた昨年に、投身自殺を考えたことを告白した。
騒動後、全9本のレギュラー番組が降板、打ち切りとなり、大阪市内の自宅マンションで約2カ月間、閉じこもり生活を続けていたことを明かした板東。テレビの人気者としての華やかな生活から暗転したことで、気弱になったり、自分を正当化しようとしたりと、さまざまな思いが交錯し、思考能力がだんだん低下していったという。「正直、もういいや、と思いました。ここでちゃんと色んなことを書き残して、命絶ってもいいやと思いました」と、マンション屋上に2度ほど足が向いたという。
ただ板東は「ところがね、高さってのはね、そう簡単に死ねるもんじゃないですよ」。自身が立った屋上の高さが低かったようで「たぶんね12階以上やないとダメでしょうね。5、6階では(地上に)植木とかあって、走りながら飛ばないと…」と涙目で、死にきれなかったことを振り返った。
投身以外にも「薬なんかも集めてた」と明かした板東。しかし最後は「まだ、このままだったら、そのまま(疑惑)の板東かって思われるのが嫌で」との思いが勝り、復帰を目指すことを決意したという。
また板東は、もともと騒動に関係なく以前から「僕は75歳で死んだろと思ってた。そんな人間うまくいくことはないと思ってましたんで」と告白。75歳での芸能界引退を視野に、ころあいのいい滝壺も下見していたことを明かした。
再び活動を再開した板東は「これ(汚名)が払拭できたら、また…。まあ、たぶんお迎えが来ると思いますけどね」と語っていた。