ジョニー大倉 がんから復活ライブに涙
昨年6月に肺がんの宣告を受け闘病生活を送っていたミュージシャンのジョニー大倉(61)が13日、都内のライブハウスで復活ライブを行った。
左手のつえで体を支えながら登場した大倉は、大歓声に迎えられてステージへ。右手でマイクを持つと、1曲目の「ホープ」を立ったまま熱唱。「死の淵から舞い戻ってきた。もうこんなことできないと覚悟していたよ」と一度は諦めたライブの実現に、笑顔を見せて叫んだ。
「余命2週間」の宣告から奇跡の復活。病気はほぼ完治したが抗がん剤治療は続いている。実は会場の出入りは車いすに乗っていた。だがステージでは不安を一切感じさせず、魂の熱唱。駆けつけたミッキー・カーチスも「今までで一番心を打たれた。迫力が半端ない」と賛辞の言葉を贈った。
キャロル解散ライブを描いた4曲目の「4.13」を歌い始めると、感極まって涙を流したが、全7曲を見事に歌いきった。今後は未定だが「これからもロックンロールを歌い続けるぞ」と、第二章の始まりを高らかに宣言した。