上方漫才大賞に10年M-1王者笑い飯
横山やすし・西川きよし、ダウンタウンらも受賞した「第49回上方漫才大賞」が19日、大阪市内で発表され、西田幸治(39)と哲夫(39)の漫才コンビ・笑い飯が大賞を受賞した。
奈良出身の西田は「関西で育って、テレビで漫才ばかり見ていました。今回、この賞をいただけることとなり、まだまだ漫才と付き合っていくんだと感じています。漫才が好きです。ありがとうございます」と感無量の表情を見せた。
笑い飯は2000年にコンビ結成。ボケとツッコミの役割を固定せず、2人が交互に担当する「Wボケ」のスタイルを確立して人気を得た。03年の上方漫才大賞新人賞など各賞レースの新人賞を獲得。10年にはM‐1グランプリを制している。
哲夫は「一番上の賞をいただきました。うれしいものです」と笑顔。関西で半世紀の歴史を誇る、由緒ある賞の獲得を素直に喜んだ。今後の目標を問われると「坂上忍さんばかりテレビに出させないことです」と答えて、会場の笑いを誘っていた。
奨励賞はダイアン、新人賞は学天即が受賞した。