染五郎「限界を見せる」 伊達の十役

舞台への意気込みを語った市川染五郎=東京・浜町の明治座
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 歌舞伎俳優の市川染五郎(41)が2日、東京・浜町の明治座で「五月花形歌舞伎」(26日千秋楽)の初日公演を前に会見し、「限界以上の限界を見せたい」と意気込みを語った。

 昼の部の演目「邯鄲(かんたん)枕物語」は1905年以来の上演。また、夜の部の「伊達の十役」では40回を超える早変わりで、文字通り10人の人物を演じる。

 ともに初めての役だけに稽古も過酷で「とても寝不足です」と苦笑い。しかし、「舞台ではそれ(寝不足)を忘れるくらい力がわいてきます。すべてを出し切りたいと思います」と充実の表情を見せていた。

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