人気子役の芦田愛菜（９）が初めて単独主演した映画「円卓　こっこ、ひと夏のイマジン」（６月２１日公開）の完成披露試写会が５日、大阪市内で行われ、芦田は共演の丸山隆平（３０）、八嶋智人（４３）、羽野晶紀（４５）、行定勲監督（４５）と舞台あいさつした。

　大阪の狭い団地に８人の大家族で生活する小学３年生の少女“こっこ”こと、琴子役を演じた芦田は「大阪弁でのお芝居はすごくテンポがよくて楽しかった」と元気に第一声。この日の大阪地方は朝から雨模様だったが、会場は３万超の応募から選ばれた９００人で熱気ムンムン。「今日は天気が悪い中、お越し下さってありがとうございます」という天才子役の“大人のあいさつ”に客席からどよめきが起こった。

　父親役の八嶋は「愛菜ちゃんはすごく子供らしい部分と、俳優さんとしてものすごくちゃんとしているところがある」と高く評価。「一番つき合いやすいタイプの女性です」と父親らしからぬ危ない表現で会場の笑いを誘った。

　舞台あいさつ中、何度も隣の芦田に見つめられた八嶋が「そのかわいい顔を僕だけじゃなくて向こうにも向けてね」と照れながら正面の客席側を見るように促す場面もあった。

　担任の先生役を演じた丸山は「愛菜ちゃ～ん！愛菜ちゃ～ん！」と舞台上で絶叫コール。「今年の夏、僕は全身全霊を込めて、愛菜ちゃんを応援したいと思います」と高らかに宣言。男性共演陣は９歳の愛菜ちゃんのとりこだった。