川島なお美、渡辺淳一氏を哀悼「残念」
ドラマ「失楽園」「くれなゐ」など作家・渡辺淳一氏原作の多くの作品で主演した女優・川島なお美(53)が6日、ブログを更新。「もうお会い出来ないなんて信じられず やはりまだ気持ちの整理はつきません」と渡辺氏への哀悼の思いを長い文章でしたためた。
川島が最後に渡辺氏と会ったのは昨年秋。事務所に見舞いに行くと「来てくれてありがとう」と笑顔を見せたというが、「あんなにがっちりしていた先生がお痩せになり ひとまわりも小さくなられ・・・・思うように動けなくて悔しいとおっしゃっていました」と振り返った。
渡辺氏が亡くなる前日の4月29日にも側近のスタッフに連絡を取り、病状を聞いたところだったという。
渡辺氏の死に「突然の事に何も言葉が出てきません・・・ショックでした」と川島。渡辺氏が「役者は肉体の露出狂だとしたら作家は精神の露出狂だ 自分の丸裸をさらさないといいものは書けない」と話していたことを明かし、「その言葉どおり魂を削るがごとく次々と意欲作、話題作を残されていきました いくつになられても情熱的でした」としのんだ。
1月に肝内胆管がんの手術を受けていたことが3月になって報じられた川島は、直後に渡辺さんから「君は大丈夫ぜんぜん心配していないよ 元気になったらまた桜を見に行こう」とメールが届いたのが最後のやりとりになった。
「残念です いま書いていても次々と思い出があふれてきます もうお会い出来ないなんて信じられず やはりまだ気持ちの整理はつきません またいつの日か先生のことお話できる日がくるでしょうか 今はただただご冥福をお祈りします」をあふれる思いをつづり、追悼した。