女優の遠野なぎこ（３４）が９日、都内で会見し、今月５日に元プロボクサーのバー経営者（３９）と再婚したことを報告した。自身の結婚を「恋人夫婦婚」と名付けた遠野は、夫と知り合ってからの“変身”を隠すことなく披露し、幸せいっぱいの表情だった。

　夫と交際を始めてから、１９年間苦しんできた摂食障害がピタリとやんだといい、「食べて吐くことが１回も来ていないんです。奇跡です。一緒に食べたカレーパンがおいしかった。涙が出ました」と打ち明けた。２００９年の最初の結婚は７２日のスピード離婚となったが、当時は「１日に５回も吐いたりして、体も心も悲鳴をあげた」というから大違いだ。

　交際開始から自然の流れで結婚までたどりついただけに、現在も別居を続け、披露した結婚指輪も「もともと私がつけていたもの。それにイニシャルと日付を彫って彼にあげた」という。プロポーズの言葉も「特になかったですね」とケロリしたものだった。

　しかし、遠野は夫との結婚で大きく変わった自分の心境を包み隠ず披露した。これまで子供なんていらないと思っていたが、「赤ちゃんはほしいと思っています。今は子供を抱いている夢を見るんですよ。彼はほしがっているでしょうね。いいパパになると思います」という。

　「幸せの押し売り」と拒否していた結婚式も「予定しています。結婚情報誌を買いに行って『私、どんなウエディングドレス着るんだろう』なんて見てました」と話し、新婚旅行は「パワースポット巡りをしたので、そのお礼参りを兼ねて」１０日から九州の福岡・宮崎へ行くという。

　現在の夫と知り合い、何もかもが劇的に変わった遠野。以前テレビ番組で公開した婚前契約書も交わしておらず、報道陣から飛んだ「スピード離婚記録更新のネタ作り？」との質問にも「ネタじゃありません」と否定。

　９日午前に生出演したフジテレビ「ノンストップ！」では千秋から「結婚ビジネス？」「もう離婚のにおいしかしない」と茶化されていたが、「離婚は予定しておりません」と笑顔で交わしていた。