仁左衛門 7カ月ぶり舞台復帰で感無量
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右肩腱板(けんばん)断裂のため昨年11月から舞台を休んでいた歌舞伎俳優・片岡仁左衛門(70)が1日、東京・歌舞伎座で開幕した「六月大歌舞伎」(25日まで)で復帰した。舞台復帰は7カ月ぶり。
幕が開くと、鳶頭役の仁左衛門は、若い衆役の孫・片岡千之助(14)と明るく踊り、舞台右、左、そして中央の3カ所でゆっくりと頭を下げて復帰を報告。舞踊の途中で客席から「待ってました!」のかけ声がかかると、「待っていたとはありがてえ!」とのセリフで決めた。
昼の部終演後、仁左衛門は「あたたかい大きな拍手をいただき、胸がいっぱいになりました。皆さまに後押しされ、無事に初日の幕をおろせることができました。これから千穐楽まで精一杯勤めます。よろしくお願いします」とコメントを発表した。