宝塚凰稀かなめ 結婚の予定は全く無し
来年2月に宝塚歌劇団を退団することを表明した宙組トップスター・凰稀(おうき)かなめが5日、大阪市内で会見を開いた。
退団を決意した経緯について凰稀は、12年7月のトップ就任時から「うれしく幸せな反面、ゴールは近い」と意識するようになっていたことを明かし、昨秋公演「風と共に去りぬ」でレット・バトラー役を演じた際に「男役として全うできる役に巡りあい、宙組も生き生きと充実しはじめたのを感じて(退団を)決意しました」と説明した。
すっきりとした表情で「残りの日々を私らしく駆け抜けて参ります」と決意を語った。
退団後に関しては「全然決まってないんですが、やりたいことは山ほどあります」。役者の道を歩み続けたい思いも明かしつつ「音楽学校から17年間、私は宝塚の世界しか知らないので、色んなものを見て勉強して、成長してゆける人間になりたいです」と語った。
結婚の予定を聞かれると「申し訳ございません。全くもってありません。そんな出会いがあればいいのですが、今は男役として全うしたいです」と笑顔で返した。
退団公演は「白夜の誓い‐グスタフ3世、誇り高き王の戦い‐/PHOENIX宝塚!!‐蘇る愛‐」(11月7日から宝塚大劇場、来年1月2日から東京宝塚劇場)。東京公演千秋楽の来年2月15日をもって退団する。