お笑いタレントの小籔千豊（４０）が１８日、大阪市の吉本興業本社で会見し、自身が主催してきたお笑いと音楽を融合させた夏フェス「コヤブソニック」を、今年の開催をもって終了することを発表した。

　終了の理由は、小籔がレイザーラモンＨＧ（３８）、ＲＧ（４０）と結成した音楽ユニット「ビッグポルノ」を８月に解散させるため。小籔は「ビッグポルノを広めるためにやらせていただいていたコヤブソニックなので、やる根本の意義がなくなるというか…。初志は、サマソニにビッグポルノが出られへんから、隣でコヤソニやってつぶしたろか、っていう感じだったので」と説明した。

　「ビッグポルノ」の解散理由については、「今度東京と大阪で、８月にさよならライブのようなことをやるので、その時に言わせていただこうかなと」と濁しつつ、「基本的には、方向性の違いと言うことで」と冗談めかして笑わせた。解散を決めたのは、昨年１１月に行ったイベントでのことだという。

　本業はあくまでお笑いだけに、「こんな顔面ぶら下げてフェスやってるなんて、メッチャ恥ずいな、イキってるよなって思う」という。「諸先輩に、やめない方がええと言われたりしました。藤井隆さんには怒られて…」と明かしつつも、「やっぱりビッグポルノをやらへんのに、フェスをやる理由はない。今後、音楽活動もするつもりはないです」と言い切った。

　２００８年に大阪城野外音楽堂で第１回を開催して以来、今年で７回目。「やりきった感は、１回目から満々にありました。３０００人の前でビッグポルノの歌を歌ったときに、本当に感慨深くなって…」と思い出も口にした。

　今回は最後の開催となるため、タイトルは「コヤブソニック２０１４ファイナル　ｓｕｐｐｏｒｔｅｄ　ｂｙ　ｕＰ！！！」。大阪市のインテックス大阪で、９月１３～１５日に開催される。出演者はスガシカオ（４７）ら１６組が発表されているが、「３日間で２４組ぐらいになる。まだ発表されてない方でも、驚くような方もいる」と話した。過去には女優・小泉今日子（４８）、歌手・小林幸子（６０）らのビッグネームも出演している。