堺雅人 16年大河主役で 三谷氏と
NHKは18日、2016年の大河ドラマ「真田丸」の主演に俳優・堺雅人(40)に決まったと正式発表した。主人公・真田信繁(幸村)役を演じる。
堺の大河ドラマ出演は04年「新選組!」、08年「篤姫」に続き3度目。今回は脚本を三谷幸喜が担当するが、同様に三谷が担当した「新選組!」で、堺は副長・山南敬助を演じており、哀歓あふれる演技と、壮絶な切腹シーンが話題となった。
今回の出演に際して、堺はコメントを寄せた。「何より三谷幸喜さんの脚本を楽しみにしています」と再タッグを楽しみにし、「真田信繁については、49年の生涯のうち、最後の1年間に人生の輝きのほとんどが集中しているイメージがある。大部分の時間が歴史に埋もれている気がする。その空白時間を三谷さんがどう描くのか、そんな新しい人物像が生まれるのか、楽しみで仕方ない」と、本番での三谷マジックに期待した。
NHKの関係者は、今回の起用に「キャラクターにピッタリ。1年間大河を支えるのにふさわしい人物。三谷さんの信頼もある」と説明。TBSドラマ「半沢直樹」での熱演で、高視聴率を記録したことによる起用か?の問いには「『半沢直樹』は、あまり関係ない」と話した。
同ドラマは、戦国時代に実際に生きた「真田信繁」を中心とした人間味豊かな物語。小説、講談などで有名になった超人的な「真田十勇士」の活躍を描くものではないという。