映画監督の紀里谷和明氏（４６）が１９日、フジテレビ系のトーク番組「アウト×デラックス！」に出演し、歌手の宇多田ヒカル（３１）と結婚したことに「人のことを愛せたのはすごく素敵な経験」と語った。

　紀里谷氏はキックボクシングで鍛えたというむきむきの体に白いＴシャツを羽織って登場。ＭＣのマツコ・デラックスの熱い視線を受けた。紀里谷氏は「マツコさんのファンなんです」と、まんざらでもない表情で応えた。しかし、マツコは「あたしもバカじゃないから分かる。この男は切り崩せない」と早々と撤退宣言をした。

　シンプルな服装についてＭＣの矢部浩之が突っ込むと紀里谷氏は「持ってたのはあげちゃって。今は３着して持ってないです」と明かした。以前はロンドンまで服を作りに行ったこともあったそうだが「俺は何を隠しているんだろう」と思うようになったという。「着飾ったりとか、いい車に乗ったりとか、でかい家に住んだりとか。それって自分に欠けてるものがあると思い込んでやってる」と批判的に分析した。

　話題が結婚におよぶと紀里谷氏は「皆さん強迫観念で自分は欠けてるから誰か女の人がいてくれたら１つになると思ってる。でも、必要ない人もいる」と述べた。

　さらに、「僕は１回結婚してますし。それは経験済みなんで。人のことを愛せたっていうのはすごく素敵な経験。何かを経験するのは尊いこと」と離婚したものの宇多田との結婚生活に満足そうに話した。

　マツコから「最近遊んだ女は？」と聞かれると紀里谷氏は「自由な人が好きです」と好きなタイプの女性について語り、「あと、所有という概念を持ち込みたくない。私はあなたのもの。あなたは私のものみたいな。それって所有の概念でしょ」と、お互いに自由を尊重できる関係が望ましいことを明かした。