林家正蔵 落語協会副会長に
落語家の柳亭市馬(りゅうてい・いちば、52歳)が落語協会会長に就任することになり、25日、都内で発表会見が行われた。市馬が務めていた副会長には、新しく林家正蔵(51)が就任した。
2期4年務めた前任の柳家小三治(74)からバトンを受けた市馬は「これからお客さまにどう喜んでいただけるかが大切です。大事なのは真打を送り出すことですが、お客さまにいいものを与えられる人をどんどん上げたい」とファン本位の方針を打ち出した。
また、一部で「会長には知名度がないと」と市馬の会長就任に否定的な意見もあったことを明かした。
副会長の正蔵については、「やっぱり私にはない知名度を補ってほしい」と期待を寄せ、「『私を支えてください』とお願いしたところ、『喜んで』と引き受けてくださいました」と話した。