片岡仁左衛門 大阪で恒例の船乗り込み
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歌舞伎俳優の片岡仁左衛門(70)、坂田藤十郎(82)らが29日、大阪市内で初夏の風物詩となっている「七月大歌舞伎」(7月3~27日、大阪松竹座)の出演俳優による恒例船乗り込みに参加した。好天の下、浴衣姿の一行は両岸に集まった約2000人の観衆の声援に船上から手を振って応えた。
仁左衛門は右肩腱板(けんばん)断裂のため昨年11月から休養し、東京・歌舞伎座での「六月大歌舞伎」で7カ月ぶりに舞台復帰。関西での復帰公演に向けて「役者はお客さまがいらっしゃって下さってこその役者です。皆さまとともに楽しい舞台をつくり上げたいと思います。難しいことを考えず、皆さまと楽しい舞台にしたい」と熱演を誓った。
藤十郎も「ぜひ松竹座へ毎日毎日お越し下さいましたら、舞台の上からお待ち申し上げております」と呼び掛けていた。
5月末に瓔子(ようこ)夫人と結婚披露宴を行った尾上菊之助(36)にはファンから「おめでとう」の声が飛んでいた。