宝塚演出家 W杯母国決勝進出に歓喜
宝塚歌劇団・星組公演「The Lost Glory‐美しき幻影‐」(18日開幕、宝塚大劇場)の振付を担当している、世界的な演出・振付家グスタヴォ・ザジャック氏が10日、兵庫県宝塚市の同歌劇団で星組トップスター・柚希礼音らと会見した。
けいこは現在最終段階に入っているというが、アルゼンチン出身のザジャック氏は、この日早朝に母国がサッカーW杯で決勝進出を決めたことに「延長戦になり朝8時まで起きて見てました」と大喜び。予選敗退した日本に「ゴメンナサイ、ジャパン!(うちの母国は)決勝に行きましたよ」と得意げだった。
「サッカーを見ていると世界はひとつだと思う」とザジャック氏。自身は米ブロードウェイでも活躍しており「仕事では地元であるラテンと、米国で得たものを舞台で融合させています」と語った。
ザジャック氏の指導を受け、本格的なタンゴに挑戦する柚希は「踊りの原点、エネルギーの出し方の根本を教えていただき、新しい星組をお見せします」と熱演を誓っていた。