号泣県議 県議会に議員辞職届を提出
政務活動費疑惑に揺れる兵庫県の野々村竜太郎県議(47)=無所属=が11日、兵庫県議会に議員辞職届を提出した。
県議会事務局幹部が「(届けが)出たのは事実」と明らかにした。提出方法などの詳細は午後4時半からの会見で明らかにするという。
この日、兵庫県議会には朝から報道陣約150人が殺到。“雲隠れ”状態にある野々村氏の辞職願提出を想定し、議会棟の全入口やエレベータ前で報道陣が待ち構えて“完全包囲”する大騒動となっていたが、辞職届提出があった午後2時ごろまでに、野々村氏の登庁は確認されていない。
なお同事務局は、今後も不自然な政活費の支出について、野々村氏から調査を行い、使途不明瞭分については返還を求める。
事務局や関係者によると、野々村氏は「県庁に行きたくない」と責任を放棄したとも取れるわがまま発言をし、神戸市内の別の場所で面会した。疑惑を招いている日帰り出張の経路などについては「記憶にない」とし、目的地や活動内容などのデータは「パソコンから削除してない」などと、ないない尽くしの説明をした。