13年ぶり「HERO」26・5%好発進
14日にスタートしたSMAP・木村拓哉主演のフジテレビ系ドラマ「HERO」(月曜、後9・00)の初回視聴率が、関東地区で26・5%を記録したことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。
2001年に放送され、木村扮する型破りな検察官・久利生公平が活躍する大ヒット作が13年ぶりに連ドラとして復活。平均視聴率26・5%は、今年放送されたドラマで最高の数字となった。
近年の連ドラ初回視聴率は、昨年10月期にテレ朝系「ドクターX」(主演・米倉涼子)が22・8%を記録しているが、初回25%を超えたのは08年4月期の日本テレビ系「ごくせん」(主演・仲間由紀恵)の26・4%以来、6年ぶり。
01年の「HERO」第1期作は最高視聴率36・8%(全話平均34・3%)を記録し、その後、06年のSP版の放送を経て、07年に公開された劇場版は同年の邦画実写1位を記録した。
14日の初回は、久利生公平が東京地検城西支部に復帰。自身が居酒屋で、他の客に暴力を働いたため取り押さえた被疑者の指紋が15年前の宝石強盗犯人のものと一致。しかも、時効成立は3日後に迫っていた…とのストーリーが展開された。
新しくコンビを組む事務官・麻木千佳役で北川景子が登場し、軽妙な掛け合いのもと捜査を進行。久利生は相変わらず通販好きで、服装はカジュアルでジーパン姿。13年を経ても、東京地検城西支部には事務官の遠藤堅司(八嶋智人)、末次隆之(小日向文世)がおり、かつてコンビを組んだ事務官・雨宮舞子(松たか子)の“近況”も明かされた。行きつけのバーのマスター(田中要次)のなつかしの名文句「あるよ!」も健在だった。