篠田麻里子の店、すべて閉店で大わらわ
13年7月にAKB48を卒業したタレント・篠田麻里子(28)がプロデュースし、1号店オープンから1年5カ月で全国に4店舗を展開するなど急拡大していたブランド「ricori(リコリ)」が7月15日をもって、全店閉店した。同ブランドの公式ツイッターで16日に発表され、公式HPも閉鎖状態となっている。東京、大阪など全4店舗は15日をもって突然閉店されたが、各店舗には問い合わせの電話が相次ぐなど、対応に大わらわとなっている。
博多阪急では売り場が閉鎖され、同店とは無関係の店員が「急きょ昨日(15日)閉店という事情を知りまして。きょうから閉店しています」と驚きを隠せず、対応に追われていた。
大阪・HEP FIVEでも「突然昨日、閉店ということになりまして…」と説明。問い合わせなどの「連絡先は不明です」と困惑を隠せなかった。ricoriの店舗があった1階の場所は、ビニールシートで覆われ、「永らくご愛顧いただきました『ricori』は7月15日をもちまして閉店させていただきました」とのお知らせが掲示されていた。
新宿ルミネエストでも「昨日まで営業していたのですが…」、渋谷マルイジャムも「昨日までで閉店になりました。申し訳ございません」と対応に追われた。公式サイトも「システムメンテナンス中」と表示され、閉鎖状態となっている。
公式ツイッターでは「皆様へ」と題し、16日午後、全店閉店が発表された。「誠に突然ではございますが、2014年7月15日付けをもちまして、ricoriは全店閉店致しました。これまでご愛顧を頂きましたことに、心から感謝致します。ありがとうございました。」と記されている。
専門学校を卒業した篠田にとって、ブランド立ち上げは「AKBに入る前からの夢だった」。12年に「ricori」を立ち上げ、13年2月27日に、1号店を東京・ルミネエスト新宿にオープン。その後、大阪・HEP FIVE内に、13年9月には地元・福岡の博多阪急に3店舗目を出店。ブランド1周年となる今年2月28日には、期間限定で渋谷マルイジャム店をオープンさせたばかりだった。
突然の全店閉店という事態に、ネット上では「どうなってるんだ?」などと波紋が広がっている。なお、篠田はデザイン、プロデュースを担当していたが、経営には関わっていないという。