辻仁成「ひるんだら負け」自腹公演開始
女優の中山美穂(44)と離婚した作家でロックミュージシャンの辻仁成(54)が23日、郡山を皮切りに自腹での全国ツアーを開始。24日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」で単独取材に応え、「ひるんだら負け」と決意を語った。
今回のツアーは、中山との離婚でイメージが悪くなったからとレコード会社が中止通告。しかし辻は逆に「プライベートな問題で騒がれたから、キャンセルってのはちょっと…たとえ1人でも2人でもお客さんいるならやりたいって、そういうことですよね」と自腹を切ることを申し出、敢行を決意した。
「僕は日和らない、ひるまない、くじけないが三原則。日和ったら負けちゃう。ひるんだら終わっちゃう。くじけたらやっぱり負け」と、一歩も引かないつもりで今回のツアーに臨んだ。
行程表も自分で作り、ギターケースの中に私物も収めての旅立ち。宿泊もネットで安いホテルを予約した。しかし援助を申し出る友人、知人も現れ、今回郡山へ行く車は知人が用意してくれた。
中山との離婚については「僕の口からは説明することはできないんですけれど、黙ってることで今は自分を貫いてる」と世間の騒動からは身を遠ざけたいようだ。
10歳の長男の親権は辻にあり、一緒に暮らしている。今回の全国ツアー期間中も「つかず離れず、ツアーの合間を縫って一緒にいます」と共に過ごす時間を大事にしている。「彼もあと1年で中学生なので、ライブなり見せて親父、すげえじゃんって思ってくれたら」と息子への思いは強い。
7月23日の郡山に始まったツアーは全国8カ所を回り、最後に8月10日の東京公演で打ち上げる。
会場代は売り上げに対する歩合で支払うため、東京会場が売り切れている今回のツアーは「金銭的にはペイできる」見込みだという。