療養中の市村正親、共演者にメッセージ
早期胃がんの療養中の俳優・市村正親(65)が、舞台復帰作として予定しているミュージカル「モーツァルト!」(11月8日~12月24日=東京・帝国劇場)の製作発表が7日、都内で行われ、井上芳雄(35)ら共演陣が市村の早期回復を願った。2002年の同作初演から、市村はモーツァルトの父・レオポルト役で出演。がん公表前は会見にも出席予定だったが、キャンセルとなった。
市村からはメッセージが寄せられ、冒頭で司会者が代読。「『モーツァルト!』は初めて父親役を演じた思い入れのある作品。井上さん、山崎さんが演じる2人の息子たち、平野さん、ソニンさんが演じる2人の娘たちへ。『パパの帰りを待っていてください』」と、モーツァルト役のWキャスト・井上&山崎育三郎(28)と、モーツァルト夫人役のWキャスト・平野綾(26)&ソニン(31)へ向けて、ユーモラスに呼びかけた。
井上はがん公表後にメールを送ったといい、「『手術が終わったばかりで少し痛むけど大丈夫』とすぐに返ってきました」と報告。本格的な舞台げいこは9月下旬からの予定で、市村の合流時期は未定というが、「(復帰したら)黙ってハグがしたいです。それからみんなで胴上げしましょう」と再会を心待ちにしていた。