ＬＩＮＥで女子中学生らに威圧的な文章を送っていた大阪維新の会の山本景大阪府議（３４）が、１１日放送の日本テレビ系「スッキリ！！」でテリー伊藤が「キモい」と発言したことに「すべての人格の批判、許されない」と放送倫理・番組向上機構（ＢＰＯ）に人権侵害を申し立てたことに関して、テリー伊藤が１５日、「スッキリ！！」の番組中で「公職にある人は（とやかく言われることを）覚悟しているべき」と逆に山本府議の「覚悟」を問題にした。

　この日の「スッキリ！！」では番組冒頭、前日の山本府議の会見を中心にこの問題を振り返るビデオが流され、画面左下には腕組みしながらその録画映像を見つめるテリーの顔が映し出された。

　ビデオ終了後、ＭＣの加藤浩次（４５）が「テリーさん、どうですか」と尋ねたのに対してテリーは「あんまり答えたくないですね。また山本議員に怒られるような気がするんだよね。同じ土俵に上がってもあまり実りがない気がするんですよね」と、まずは穏やかに笑みを浮かべた。

　そして「ただ、彼も議員という公職で、僕もテレビでしゃべらせてもらっているという、同じような立場だと思うんですけれど、僕はとやかく言われようが覚悟の上でしゃべってるんですよね。やっぱり公職でいる人ってのはそういう覚悟でいていいんじゃないかと私は思いますけどね」と、自分自身の覚悟を持ち出して山本府議の反撃に疑問を呈した。

　また、『キモい』発言が全人格を否定しているという山本府議の抗議に対しては「全人格ではなく、ＬＩＮＥで大人げなく彼が言ったことに関してはそういうふうに感じますね」と、『キモい』発言が向けられた対象を明確にした。