お笑いタレントの陣内智則が１６日、読売テレビのバラエティー番組「八方・陣内・方正の黄金列伝」に出演し、事務所の後輩のブラックマヨネーズ吉田敬が不遇時代、「ぼくら、終わりました」と事務所からリストラされる危機を感じて深夜に電話をかけてきことを明かした。

　陣内は人気が出る前のコンビについて「楽屋でしゃべったら面白いけど、舞台では全然笑いを取ってなかった」と振り返った。

　吉田は「この見た目なんで、ネタを聞いてもらえなかった」と応じた。

　陣内は不遇時代のコンビについて「覚えてるのは吉田から電話かかってきて…」と話し始めた。吉田が陣内に「陣さん、ぼくらもう終わりました。ぼくらもう多分クビです」と夜の遅い時間に深刻な声でかけてきたという。

　大阪・梅田にあった劇場「うめだ花月」ななくなった時のことだった。陣内によると吉田は「クビを宣言されると思います。会社からも押されてないし、出る劇場もなくなったから。もうぼくら終わりました」と覚悟したように話した。吉田は「辞めようと思います。ありがとうございました」と電話口で話したという。

　吉田は当時のことを覚えており、「会社からリストラされると思ったんです」と語った。相方の小杉竜一は「知らなかった」と吉田をまじまじと見た。