宇多田母の死から1年 少し落ち着けた
歌手・宇多田ヒカル(31)が23日、自身のツイッターを更新。母で歌手・藤圭子さん(享年62)の一周忌を迎え、「少し落ち着けた」と心境をつづった。
藤さんは昨年8月22日、投身自殺した。
宇多田は23日のツイッターで「母の一周忌をどう過ごすべきか、どういう気持ちで迎えるべきか悩んでる時に、幼くして父を亡くした友人に命日の過ごし方を聞いたら『兄は命日を偲ぶけど、私は父の誕生日を祝うの!』とのこと。故人の偲び方は人それぞれだし命日にそこまで囚われる必要もないのかなと思えて、少し落ち着けた。」とつづった。
突然の母の死に、どう向き合い、どう一周忌を迎えるのか。悩み抜いた末に、友人からの言葉で、「少し落ち着けた」と明かしている。
宇多田は母の死から2カ月後の昨年10月、ラジオ番組で、初めて肉声を届けた。「ご心配、ご迷惑をお掛けしたと思いますが、私は大丈夫なので心配無用です」とあいさつしたが、声は沈み、震えていた。
番組のラストでは自身の「テイク5」を流し、「“死にたい”という気持ちから歌詞を書いたけど、完成したら最後が『きょうという日を(素直に)生きたい』になって、何だ、私、生きたいんじゃん!」と意味深に語っていた。
週刊誌によると、宇多田は現在、5月に結婚したイタリア人の夫、フランチェスコ・カリアーノさんと、ロンドンで暮らしている。