アグネス 未明大地震に25年前の悪夢が
歌手のアグネス・チャン(59)が米サンフランシスコ近郊に滞在中の24日午前3時20分(日本時間同日午後7時20分)、米サンフランシスコ郊外で起こったマグニチュード6・1の大地震に遭遇、夜が明けてから恐怖体験をブログで報告した。
「今朝の3時くらいに地震がありました。目が覚めるほど、大きかったです。でも、震源地は車で2時間半ほどの地域だったので、こちらは被害がないです」
ニュースで知ったところでは、震源地に近いナパバレー付近は被害と停電で大変な状況だという。
アグネスは今回、長男・和平さん(27)、次男・昇平さん(24)が働く現地で8月20日の誕生日を迎えた。「ママの誕生日を一緒に祝いたい」と息子たちから招かれ、15日から滞在している。
幸い被害は受けなかったものの、アグネスは1989年に死者63人を出したM6・9のサンフランシスコ大地震を思い出してしまった。
当時、アグネスはスタンフォード大学教育学部博士課程に留学していて、しかも昇平さんを妊娠中だった。
地震発生時、アグネスは大学で講義を受けていたが「家に残した3歳の和平君とベビーシッターの事が気になって」帰宅しようとしたところ、道路が通行止めになっていたためアグネスは大きいお腹を抱えて1時間以上走った。
息子たちは無事だったが、和平さんはその後しばらく、大きな音がすると金縛りになってしまうなどのトラウマを抱えてしまった。昇平さんはその後まもなく、予定日より早く生まれた。
「昨日は一瞬当時の事を思い出しましたね」とアグネスは25年前の悪夢を生々しくよみがえらせていた。