サンド伊達、ALS患者に携わった過去
お笑いコンビ、サンドウィッチマンの伊達みきお(39)が25日、楽天イーグルスの立花社長の指名を受けてアイスバケツにチャレンジした。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)の認知と患者支援のための運動も、最近はパフォーマンスがブーム化したようになり、指名されても受けなかったり、氷水はかぶらず寄付のみ行う有名人も多く見られるようになってきた。
しかし伊達は、そんな流れは知りつつも、あえて25日、フジテレビ系「バイキング」収録後の北海道・石狩市の海岸で氷水をかぶった。立花社長からの指名ということもあったが、伊達には他の理由もあった。
「僕は、漫才師を志す前、福祉用具の会社に勤めていました」。そして担当地域にALS患者もいた。「在宅で奥さんが一生懸命に旦那さんを介護されていました」。
もう18年も前、伊達は20歳を過ぎたばかりの若さで、ALSという病気について一生懸命勉強した。「どんな福祉用具が合うのか、予算はどこまで国が負担してくれるのか…」。その結果、伊達は「眼球の動きだけで意思表示が出来る機器」を提案したという。
患者とその家族に向き合った経験のある伊達だからこそ、今回の指名をこだわりなく受けることができた。相方の富澤たけしが傾けたバケツの氷水を頭から浴びた。しかし、次の指名はしなかった。