たけし“離婚報道”でダンカン励ます

 たけし軍団の一員で、タレントのダンカンが27日、テレビ朝日系「徹子の部屋」に出演。6月に乳がんで亡くなった妻・初美さん(享年47)との思い出を語るとともに、幻の結婚記念日となった7月9日に師匠のビートたけしから呼び出され、“たけし流”で慰められたエピソードを涙ながらに明かした。

 最愛の妻を失い、悲しみにくれていたダンカン。ある日、師匠のたけしから電話があった。「お前、沈みこんでんだろ?メシでも食おうか」‐。「ありがとうございます。いつですか?」と聞くと、「7月9日の日、空いてるか?」。7月9日は、26回目の結婚記念日だった。

 「たけしさん、シャイだから、そんなこと(結婚記念日)も、おくびにも出さない。知ってても知ってる、って言わないですからね」と涙で語った。

 待ち合わせの恵比寿のベースボールカフェに行くと、たけしは、ダンカンを慰めるどころか、「お前んとこも大変だけどよー、オレんとこなんか、明日週刊誌出るよ。100億あるらしいぞー、資産が。それで離婚するらしいぞ。100億あったら、オレ、離婚しねえよ」と週刊誌での離婚報道で自虐ネタ。“たけし流”で励ましてくれたという。

 たけしはダンカンと会った翌日の7月10日発売の週刊文春で、“49歳の愛人と都内のマンションで半同棲”“夫人に全財産(100億円)渡しても離婚する決意”などと報じられた。

 ダンカンは師匠らしい優しさにあふれた“励まし”に「全然慰めてくれないんですよ。でも逆にそうやって言ってくれる方がたけしさんらしいな、って…」と涙で話していた。

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