高橋英樹「足が短くて時代劇に」
俳優・高橋英樹(70)の著書「高橋英樹のおもしろ日本史」(KKベストセラーズ刊)が「第二回 野村胡堂文学賞」の特別賞を受賞し、27日、高橋が都内で会見に出席した。
高校3年の時に日活ニューフェイス第5期生となり、芸能界デビュー。日活の任侠路線のスターとして活躍していたが、1968年にNHK大河「竜馬がゆく」出演をきっかけに、時代劇スターの道を築いた。
高橋は、50年を超える俳優人生の大半を時代劇スターとして生きてきたことについて、「日活時代に、足が短くてスーツが似合わず、会社の重役や石原裕次郎さんから『着物を着てはどうだ』と、勧められた」と、転機の秘話を明かし、「人生はどこでどう変化するか分かりません」と笑顔で話した。
受賞作は、高橋が時代劇などで人物を演じるにあたり、自ら調べたその人物像や背景などのエピソードをまとめたもの。過去に例のない作品として特別賞を受賞した。
「いい役を演じて、それが受賞につながりうれしい。時代劇を演じて45年。まだまだ違う人物を演じていきたい」と受賞の喜びを語っていた。