ASKA傍聴券求め2646人

傍聴席の抽選の整理券を求める人たち=日比谷公園(撮影・佐々木彰尚)
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 覚せい剤取締法違反などの罪で起訴された、男性デュオ・CHAGE and ASKAのASKA(本名・宮崎重明)被告(56)の初公判が行われる28日、東京・日比谷公園に21席の傍聴券を求め2646人が殺到。倍率は126倍だった。

 09年10月に覚醒剤取締法違反罪に問われた女優・酒井法子(43)の初公判6615人(倍率330倍)には及ばなかったが、09年10月の押尾学の初公判2232人(同111倍)を上回った。

 ASKA被告とともに覚せい剤取締法違反(使用)で逮捕された栩内香澄美被告(37)の初公判は一般傍聴の21席に940人が集結。抽選倍率は約44・8倍。史上最高人数は96年のオウム真理教・松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚の初公判の1万2292人。

 小雨ふりしきる中、午前5時からASKA被告のファンらが全国各地から駆けつけた。午前9時30分に整理券配布を開始。締め切りとなる午前11時まで行列ができたが、大きな混乱は見られなかった。

 今回は傍聴希望者が殺到することを予想して、09年10月の女優・酒井法子(43)の初公判と同じ措置をとり、日比谷公園でリストバンド型整理券を配布。前回は1人で何枚も整理券を受け取る不正があったことから、今回はピンクのリストバンドを右手首に装着することを求め、一度はがしたものは無効にする対策が取られた。

 ASKA被告は正午前に地裁入り。午後1時15分の開廷にそなえた。

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