熱心な阪神タイガースファンで知られる、落語家・月亭八方（６６）が２８日、大阪市内で、１０月２５日に大阪・なんばグランド花月で開催する落語会「月亭八方落語誘笑会」の発表会見。阪神が優勝争いを展開しているとあって、ボルテージ全開の虎トークをさく裂させた。

　今年で４回目となる恒例となった落語会。今年はくしくもプロ野球・日本シリーズ初戦と重なった。前日２７日に阪神が巨人に逆転勝利したとあって、八方は「いやいや、今年の阪神は、ひょっとするで。きのうの試合で現実化しました」と大はしゃぎ。

　次第に虎トークは“取らぬ狸の皮算用式”に加速し「（落語会が）初戦の日やったらまだええわ。第６戦とかやったら阪神の日本一が決まるかもしれん。えらいこっちゃ」と、すでに阪神のシリーズ出場を前提に話を進めた。

　阪神が今年、なかなか首位・巨人を追い越せない状況にも「いっぺん、後ろから追い続けるのもええんとちゃう？」と超前向き。「どこかで読んだけど、巨人の阿部が『今年の阪神は強い』ってコメントしてた。これは自信持ってええで」と大喜び。報道陣から「お世辞では？」と突っ込まれたが「阿部はお世辞は言わん」と断言していた。

　落語会では演目として「軒づけ」「こぶ弁慶」を披露する予定だが八方は「阪神が日本シリーズ出てたら『軒づけ』なんか、どうでもええわ。阪神の話をしたらええねん」と妄想を広げた。

　なお、この会見の６時間後、東京ドームで阪神が巨人に０‐４で惨敗した。