河瀬直美監督 「なら国際映画祭」PR
映画監督の河瀬直美氏(45)が29日、自身がエグゼクティブディレクターを務める「第3回なら国際映画祭」(9月12~15日)の魅力を訴えた。
奈良出身で、カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した「殯の森」など同地にこだわった作品をとり続けている河瀬監督は「奈良市には映画館がないんですが、期間中は町全体が映画館になります!」と意気込んだ。
映画祭のメインプログラムはコンペティション部門。世界の新進気鋭の監督による8本が選ばれ、すべてが日本初上映という。このうちの1作品に「金鹿賞」を贈る。河瀬監督は「世界に先駆けて奈良で見ることができます」とも話し、同映画祭への来場を呼びかけた。
期間中は過去の名作も含めた全43作品を上映。会場は春日大社、ならまちセンター、尾花座(ホテル・サンルート奈良)など。