市村正親 手術成功し篠原と泣き合う
俳優の市村正親(65)が3日午前、都内で復帰会見を行った。
スーツ姿で現れた市村は口とあごのひげも以前通りで「胃がんを克服して復帰することができました」と報告した。
そして「術後、全部取れたってことをお医者さんから聞いた時は(妻の女優・篠原涼子と)抱き合いました。お互い泣き合いました」などと復帰の感激を語った。
闘病中、篠原は本を買ってきて病人食を勉強。「初めは離乳食でした。また赤ちゃんが生まれちゃったようにやってくれて」と、市村は篠原の心のこもった看護に感謝した。
そして闘病を終えた今、市村は改めて「女房、子どものためにこれからもしっかり生きられるな」と、家族愛を確認したようだ。
「家族ってのは本当にいいなと思いますね」と話した時は、浮かんだ涙をハンカチで押さえた。
市村は6月下旬に体調不良を訴え、当初は急性胃炎と診断されたが念のために受けた検査で胃に腫瘍が見つかった。そして7月27日、早期胃がんの治療のため都内の病院に入院することと、出演中の舞台「ミス・サイゴン」を降板することを事務所を通じて発表した。
市村の復帰は10月上旬、舞台「モーツァルト!」(帝国劇場・11月8日~)の稽古で。公の場へは同下旬、声優を務めた映画「くるみ割り人形」(11月29日公開)の東京国際映画祭で行われるワールドプレミアに登場する予定。