錦織の“先輩” 決勝相手の素顔を語る
TBSの石井大裕(ともひろ)アナウンサー(29)が、日本時間9日午前6時(現地時間8日午後5時)のテニス全米オープン男子シングルスの決勝で錦織圭(24)と対戦する第14シードのマリン・チリッチ(25)=クロアチア=の素顔について明かした。
石井アナは2001年、錦織とともに松岡修造氏主催の強化合宿に参加し、テニスで世界を転戦した経歴を持つ。準々決勝の勝利に号泣。その後、出演した生番組などで4回に渡り「現地に取材に行かせてほしい」と訴え、現地取材の許可をゲット。6日午前、急きょ渡米した。7日(現地6日)の準決勝直前にニューヨークに到着。会場で試合を見届けている。
8日、「ひるおび!」に出演した石井アナは、19歳の時にイタリアで行われた合宿で、チリッチ選手と同部屋だったという意外な接点を披露。チリッチ選手について「優しい男です。だれにでも愛される。あまりにいいヤツなので、みんながチリッチに寄っていく」と人柄をべた褒め。「石井は相手にされず、(正直)ジェラシーを感じていました」と苦笑いで告白した。
198センチのチリッチ選手については、「とにかくサービスがいい。(錦織の4回戦の相手だった)ラオニッチに似ているが、彼のサービスよりコントロールがよく、いいサービスを打つ」と話し、「まずリターンで(粘り)プレッシャーをかける。そのうちにチリッチのサービスの精度が落ちていくと思うのでそこでセットをとっていく」と錦織の粘りのプレースタイルをぶれずに続けていくことが勝利のカギであることを伝えた。
なお石井アナは、松岡氏のテニス強化合宿に参加した時は高1。錦織は小6で、身長差は30センチほどあったが、負けている。錦織については「当時から天才だと言われてました」と振り返っている。