コロッケ 子どもたちのために被災地へ
物まねタレントのコロッケが13日、NHKのトーク番組「土曜スタジオパーク」に出演し、東日本大震災の被災地を訪問する理由を「子どもたちのために」と語った。
コロッケは震災直後から被災地でボランティアショーを開催している。始めたきっかけについて、「自分の中で、どうしたらいんだろう。どうにかしなきゃという思いがあった」と語り、炊き出しに行ったり物資を届けたりしたという。
その際、被災者から「物まねやってよ」と求められたという。コロッケは「皆さんが大変な時期なのでやっちゃいけないと思っていた」と戸惑いながらも「どなたがいいですか」と聞くと、森進一をリクエストされた。コロッケは拡声器で森のヒット曲「おふくろさん」の物まねをしたところ、「久しぶりに笑った」という声をもらい、以降、ショーと物資を届けるようになったという。コロッケは「最初の1、2年は毎月(被災地に)行った。今まで1万人くらいとお会いした」と振り返った。
活動の原動力を問われると「できる人ができることをやる。(物まねタレントとして)皆さんから応援していただいて還元できるものはないのかと。物まねは一瞬で喜んでいただける。じゃあやろうかと」などと動機を語った。さらに、「そして子どもたちのために。子どもたちのためにすてきな大人がたくさんいれば、すてきな子どもがすてきな大人になっていくんじゃないか」と真剣に語った。