三谷版「オリエント急行」萬斎が主演
アガサ・クリスティーの名作を脚本家・三谷幸喜氏が手がけたフジテレビ55周年記念ドラマ「オリエント急行殺人事件」(来年新春2夜連続放送)の制作発表が14日、都内で行われ、主演の野村萬斎(48)を始めとしたキャスト16人が出席した。
嵐の二宮和也(31)、杏(28)、玉木宏(34)、沢村一樹(47)ら5人が三谷作品に初参加。松嶋菜々子(40)は06年のドラマ「古畑任三郎ファイナル ラスト・ダンス」以来の三谷ドラマ出演となる。
原作の舞台である英国から昭和初期の日本に設定を変更し、架空の豪華寝台列車「特急東洋」で起きる殺人事件が描かれていく。第1夜は「原作に忠実に」(三谷)、第2夜は犯人の視点から物語を再構築するという。
民放ドラマ初主演の野村は、ポワロならぬ名探偵の勝呂武尊役。大きなヒゲをつけ、容疑者たちを取り調べる大役に「(11年にオファーを受けたときは)脇役でいいですか?って言われたと思うんですが」と笑わせた。