ゴースト新垣氏、驚くほど声小さかった
耳が不自由な作曲家と称して活動していた佐村河内守氏(50)の作曲家偽装騒動で、ゴーストライターだったことを公表した音楽家・新垣隆氏(44)が15日、大阪市内で行われた歌と笑いのフェス「コヤブソニック2014」に出演。自作曲をピアノ演奏で披露した後は、吉本芸人扮する“ニセ佐村河内氏”とコミカルな和解ショーで笑いをとり、「いつか本物と一緒に謝罪したい」と語った。
終了後にマイクを使わずに行われた会見では、新垣氏に関する意外な“事実”も判明。声のボリュームが驚くほど小さく、報道陣が必死に声を聞き取ろうと耳を近づけたが、厳しい状況。急きょ、同席した吉本新喜劇座長の小籔千豊(41)が、報道陣のICレコーダーをまとめて新垣氏の口元に持っていき、さらに小籔が新垣氏の発言を大声で“復唱”する珍会見となった。
新垣氏と言えば、これまで耳が不自由で一時は全ろう状態にあったと主張(3年前から回復したと説明)している佐村河内氏とは、18年間、手話通訳を介さずに会話していたことを明かし「(佐村河内氏が)聞こえないと感じたことは一度もない」と語っている。これに佐村河内氏は「事実と違う」などと反論し、言い分が食い違っている。
ただ佐村河内氏が、この新垣氏の小さな声を、どう聞き取っていたのかは不明だが、新垣氏とテレビ番組で共演したことがある小籔は「新垣さんの声は、僕も3分の1ほど聞き取れない場面がありました」と明かし、「僕らでも厳しいのに、佐村河内さんは会話するの大変だったでしょうね」と話していた。