吉本新喜劇座長の小籔千豊（４１）がスポーツ番組初ＭＣに挑戦することが１６日、分かった。関西テレビで１０月１２日にスタートする「イキザマＪＡＰＡＮ」（日曜　前６・３０、関西ローカルで月１回放送）のメーン司会を務めるもので、大阪市の同局で行われた改編会見で発表された。

　小籔が独自の斬り口で旬なアスリートに迫る新しい形のスポーツ番組を目指す。同番組では一つの切り口からアスリートの“イキザマ”を描き出し、勝負の裏側や知られざるドラマを新発見していく。

　第１回放送では今秋のドラフト候補で、すでにプロ志望を表明している京大のエース、田中英祐投手（４年・白陵）を取り上げる。最速１４９キロを誇る秀才右腕の人生の選択に揺れる心に迫っていく。

　１０月初旬に予定されている初収録を前に、小籔は「こういう番組ができるのは非常にうれしいです。スポーツを通して子供たちなどに『こういう生き方もあるんだぞ』というようなメッセージを送りたい」と抱負を口にしている。

　関西テレビの澤田淳司プロデューサーは「歯に衣（きぬ）着せぬ発言で、老若男女問わず人気の小籔さんに、スポーツを通して見えてくる人間の熱いメッセージを伝えてほしい」と起用理由を説明。同時に「アスリートをリスペクトしながらも、毒舌も交える絶妙のトーク術でスポーツの新たな世界に斬り込んでほしい」と期待を寄せている。