愛之助 今井翼との歌舞伎共演に感慨
歌舞伎俳優の片岡愛之助(42)が19日、都内で会見し、大阪松竹座十月花形歌舞伎「GOEMON石川五右衛門」(10月3日初日)へ向けての意気込みを披露した。同作は、愛之助演じる石川五右衛門がスペイン人宣教師の血を引く赤毛のハーフで、フラメンコも踊れるという設定。2011年11月に初演され、13年2月に大阪松竹座で再演された。
今回は俳優・今井翼(32)が五右衛門の父・カルデロン神父役で歌舞伎に初挑戦する。愛之助は「ようやく夢がかなった。去年、楽屋を訪ねて来てくれてから意気投合するようになり、ぜひいつの日か共演したいと思っていた。翼さんがダメだったら、この演目は辞めようと思っていた」と言い切った。
また、愛之助は豊臣秀吉役で出演する中村翫雀(55)に感謝した。翫雀は来年1月、大阪松竹座で四代目中村鴈治郎の襲名披露が控えており、愛之助は「1月があるのに出ていただいて…。僕も楽しみにしてます。上方の大名跡ですから」と上方歌舞伎の大行事を待ちわびていた。