りえ 報道陣に一礼 激やせの印象も…
母で所属事務所「エム・ツー企画」の代表取締役だった宮沢光子さんを肝腫瘍で23日に亡くした女優・宮沢りえ(41)が25日、東京・Bunkamuraシアターコクーンで、舞台「火のようにさみしい姉がいて」(30日まで)に出演した。会場を出る際にはつめかけた報道陣に微笑みを浮かべ、会釈。車で立ち去った。
光子さんは本人の意志で自宅で療養を続けていた。りえは母の死を公表してから一夜明けたこの日、悲しみをこらえ、舞台に出演。劇中では小道具の位牌を手にするなど「死」に関わる場面もあった。
約2時間の公演を終えたりえは、若干疲れた表情を見せていたが、車に乗り込む前に報道陣に微笑んでみせ、一礼。黒い細身のパンツスーツからのぞく手足は驚くほどほっそりしており、“激やせ”の印象は否めなかった。心労のせいか、顔もげっそりとしていた。
りえは24日夜、所属事務所を通じ直筆署名入りのFAXでコメントを発表。「最期に、生きるということの美しさと、凄まじさと、その価値を教えてもらいました。そういった全ての宝物を胸に、私は、役者として、母として、女として、惜しみなく生きようと思います」と最愛の母への思いをつづっていた。
光子さんは、11歳で芸能界入りしたりえをマネジャー、プロデューサーとして支え、常に行動をともにしたことから“一卵性母娘”と呼ばれた。りえのヌード写真集など話題作りでも注目され“りえママ”の愛称で親しまれた。