公式HPがTENNさんの遺書を公開
25日に急逝した、歌手で女優の上原多香子(31)の夫でミュージシャンのTENNさん=享年35=が所属したヒップホップグループ「ET‐KING」が26日未明、公式ホームページで声明を発表し、TENNさんの遺書を公開した。
「ご報告」と題してスタッフ名義で更新され、「2014年9月25日、ET‐KING/ヒロウモンズのTENNが亡くなりました。先に各メディアより報道がある中、ファンの皆さんへの報告が遅くなり、大変申し訳ございませんでした」と報告。
ET‐は今年4月から活動休止中で、TENNさんは新ユニット・ヒロウモンズを組んで活動していた。
公式HPでは、他のメンバーに関して「ET‐KINGの充電期間中、新ユニット ヒロウモンズの活動もさあこれからというさなかの出来事で、ET-KING/ヒロウモンズのメンバーそれぞれも、まだこの事態を飲み込めておりません」と説明。「この混乱のなか、発表済みのET‐KING/ヒロウモンズの開催・出演イベントに関しては、全てキャンセルをさせていただきます」とした。
さらに「TENNは、ファンの皆さんに以下の通りの遺書を残していました」として、その内容を公開。
「ファンのみんなへ みんなのおかげで音楽をやってこれました。ET‐KINGの音楽は、時間をこえて、時代をこえても、ずっと側にある音楽だと思っています。メンバーのこれからを応援してあげてください。本当にありがとう。」
この遺書の内容について、公式HPは「メンバーや、家族に向けたものもTENNらしい、暖かいメッセージばかりで、亡くなる理由めいたことは見受けられませんでした」としている。
そのうえで「私達の記憶のなかには、ちょっとだけ臆病だけどいつも前向きで、自分の決めたことは何があっても譲らない、力強いTENNの姿が焼きついています。ET‐KINGの曲で彼がこめたメッセージに、ひとことも偽りはありません。そんな彼の言葉と、歌声、決して大きくはない体でもステージ上では何倍にでも見えるたたずまいは、私達の記憶から消え去ることはありません」とTENNさんをしのんでいる。
最後を「時間がたち、落ち着いて物事が考えられるようになれば、メンバーからもこの件に関するメッセージが届くと思います。」と結んでいる。