ヒップホップグループ「ＥＴ‐ＫＩＮＧ」のＴＥＮＮさん＝享年３５＝の急死から、一夜明けた２６日、ＳＰＥＥＤの上原多香子（３１）は、ＳＰＥＥＤのメンバー今井絵理子（３１）らに付き添われ、大阪市内の自宅で過ごした。周囲にＴＥＮＮさんが亡くなった状況を気丈に話そうとするも、突然泣き出すこともあり、憔悴（しょうすい）した様子だという。

　自宅を訪れた事務所関係者によると、前日夕には今井とＳＰＥＥＤの島袋寛子がＴＥＮＮさんの訃報を聞いて、自宅に駆けつけた。島袋は仕事があるため２５日中に帰京したが、今井は「心配だから」と上原に付き添い、泊まり込みで過ごしたという。

　一夜明けた上原の様子について、関係者は、目を腫らしており「まだ落ち着いていない」と語った。

　ＴＥＮＮさんは上原宛ての遺書も残していたが、上原は「なんでこんなことになったのか分からない」「最近（夫の）様子がおかしいと思ったことはなかった」と、突然の夫の死が受け止められない様子だという。

　ＴＥＮＮさんの遺体は、この日昼までに司法解剖を終え、別の場所に安置されているという。当初は密葬の形をとる予定だったが、関係者は「ご家族の意向で盛大な形で送ろうということで、話し合っています」と明かした。２７日以降に通夜・告別式が営まれる方向だという。