池乃めだか「けいこなし」で舞台本番
吉本新喜劇の特別公演「大坂の陣新喜劇~『君臣豊楽』淀殿の見た夢~」が1日、大阪・なんばグランド花月で初日を迎えた。400年前に起こった大坂の陣をテーマにした笑いあり、感動ありの時代劇。上演後、徳川家康を演じた池乃めだか(71)がけいこを一切せずに舞台本番に臨んでいた衝撃事実を明かした。
豊臣秀頼役の清水けんじ(39)は「正直、けいこの時間が普通の新喜劇に比べたら結構長かった。昨日も朝の3時半ぐらいまでけいこしてました」と証言。塙団右衛門役の川畑泰史(47)も「通常の10倍ぐらいはけいこしました。その分、文句は20倍ぐらい言いましたけど」と笑いを交えながらも入念な準備があったことを明かした。
ところが、大ベテランの口からは衝撃発言が飛び出した。めだかは「川畑さんは随分けいこをしたと言いましたが、僕はけいこなしです」ときっぱり。「それで幕が開いて、幕が下りてしまう。吉本新喜劇を40年やってますけど、あらためて吉本はすごいところだと思いました」と感心した。
慌てた川畑から「言うても大丈夫なんですか」と確認されたが、めだかは「どこかでばれるやろ」と意に介さず。大掛かりなセットが組まれた舞台に事前に一度も立っていなかったことも白状。川畑には「大坂の陣の徳川家康役が一回もけいこしていない。それはすごい。吉本もすごい。もちろん、めだかさんのすごさでもあるんですけど」と、ただただ驚かれていた。
ほかの主要キャストは、すっちー(42)が淀殿、島田一の介(63)は真田幸村、福本愛菜(21)が千姫を演じている。同特別公演は12日まで。