歌手のＡＳＫＡ元被告とともに覚醒剤使用の罪で起訴された元交際相手の栩内香澄美被告（３７）について東京高裁は９日、保釈を認める決定をした。栩内被告は同日午後４時４４分、逮捕から５カ月近く身柄を勾留されていた東京拘置所から保釈された。

　女性弁護士に付き添われ、姿を見せた栩内被告は、関係者に声をかけられ、笑顔。見送りの拘置所の職員らに頭を下げ、その後、うつむき加減にワゴンタイプの高級外車に乗りこんだ。白い上着にジーンズ。いつもと同じ黒縁のめがね姿で、ノーメーク。髪は一つに束ねていた。栩内被告が乗った後部座席は、マスコミの視界をさえぎるように、布で覆い隠された。

　栩内被告が保釈後、どこに向かうのかは不明。マスコミの車４台、バイク４台が後を追った。

　栩内被告は、今年５月１７日、元交際相手のＡＳＫＡこと宮崎重明元被告（５６）とともに覚醒剤を使用した罪で逮捕・起訴された。裁判では一貫して無罪を主張している。保釈保証金は３００万円。