女優の武井咲（２０）が１７日、都内で行われたフジテレビ系の主演ドラマ「すべてがＦになる」（２１日スタート、火曜、後９・００）の制作発表会見にＷ主演の俳優・綾野剛（３２）らと登場し、撮影で着た赤いコートを“おねだり”した。

　武井はスーパー理系頭脳を持つ、“リケジョ”の女子大生でしかもお嬢さまという役。武井は「（撮影では）同じ衣装を着ないし、同じコートも着ないんです。持ってるものも派手なんですよ」と説明すると、突然「欲しいコートがあって…」と綾野の方を向いて言い出した。

　綾野は武井と師弟コンビを組む准教授役だが、武井の欲しいコートが分かったらしく「赤のコートじゃない。あの時は（役名の）西之園萌絵じゃなくて、完全に武井咲の顔してたもの」と答えると、スバリ正解らしく、武井は「綾野さんにお任せします」と声を張り上げた。

　武井が主演の役得を「衣装をたくさん着れたこと」と答えると、綾野は赤いコートの“おねだり”を思い出したらしく、「何とかしましょう」と男らしく約束した。

　また、綾野はスタジオに“綾野商店”の異名を取る屋台の存在を明かした。撮影開始にあたり「差し入れでも何でもできる屋台のようなものが作れないか」と要望し、それが実現。食べ物から下着からシャンプーまで用意してあるという。

　共演の小澤征悦（４０）は「歯ブラシ持って屋台に行きます。歯磨き粉置いてありますからね。毎日使わしてもらっています」と言うと、武井も「使ってますよ。スタッフの方もカップ麺食べてますよね」と証言。ドラマにかける綾野の心配りが表れていた。