蛭子扱いに不満「宣伝にだけ担がれる」

役柄とは関係なくリーゼントでロッカーに変身させられた蛭子能収
サプライズケーキに歓喜する蛭子能収(右)=東京・新宿ピカデリー
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 漫画家でタレントの蛭子能収(67)が22日、都内で俳優・野村周平(20)の主演映画「日々ロック」(11月22日公開)完成披露試写会に登場。サプライズで前日21日に迎えた誕生日を祝われたが、持ち前の“ダメ人間”っぷりで会場を沸かせた。

 劇中での蛭子は、アングラバンド「犬レイプ」の象徴的存在、象徴さん役。野村演じる主人公のバンド「ザ・ロックンロールブラザーズ」のよき理解者なのだが、この日は野村らが1日限りのスペシャルライブを披露する横で、マイクを片手に持ちながらほとんど歌うことなく、立ち尽くした。

 ライブ後には「どうも、おはようございます」と午後7時過ぎに“朝”のあいさつ。映画の役柄とはまったく関係なく、ロッカーのイメージでリーゼント姿にされたことにご立腹で、「なんか知らないけど、こんなカツラつけられまして。そんなに(映画に)出てないのに宣伝にだけ担がれる。不満を持っています」と毒ガスを連続で噴射した。

 ところが、誕生日祝いとしてケーキが登場し、ヒロイン役の二階堂ふみ(20)にスプーンでア~ンしてもらうなり、態度が一変。「さっきの(発言を)取り消すよ」と笑顔になり、二階堂に「(映画)『私の男』見たよ」と鼻の下を伸ばし、伝えていた。

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